最近10年以上使い込んでいる、車のキーケスが悲鳴をあげていたので、さすがに革の味が出ていい感じを通り越して、ただただボロイキーケースになってしまいました。
基本、革製品が大好きなので、当初革ならレッドムーンというわけのわからないこだわりがあり、財布とおそろいで購入したのですが、時代の流れと共に服装と好みが変わってきてしまい、最終的に、レッドムーンの財布を使わなくなったんですが、このキーケースは、カタビラのようなものがついていて。それをズボンのベルトを通すところに引っ掛けることができるので。
いちいちカバンに鍵を入れることなく、色んな鍵を開けたり、閉めたりを便利に行えたんですが。
ついにこのカタビラみたいな金具が壊れ、ズボンに引っ掛けられなくなり、そろそろキーケースを買い替えようと二~三年考えました。
便利だったので、同じものを買おうとも思いましたが、さすがに違うのが欲しいと思ってました。
が!!
なかなかめぼしいものがありませんでした。
その時たまたま、革細工を趣味にしているお客様が通ってくださっていて。
試しに作ってよ!!と言ってみたら。快くオッケーしていただき、本革のキーケースを作ってもらいました。
作ってもらっておきながら失礼なことですが、できる前はこんなにクオリティーが高いとは思っていませんでした。革の硬さも最高だし、色もこれから経年変化してくれる色なので、文句のつけようがないです。
ただ、ズボンのベルトループに通せる金具はないんだと残念がっていたら。
お客様が「出来たらこれも使ってください」と差し出してくれたのが。
ベルトに引っ掛けられる付属品もつけてくれました。
これがあるのとないので、便利さが変わってくるのです。
かゆい所に手が届くという事はこういうことなんですね。